足のお悩み ~外反母趾~
2016/10/18
外反母趾には何でなるの!?
外反母趾という言葉で皆さんがイメージされるのは、親指が足の内側に入りこんでしまっている状態だと思います。でも本当はちょっと違うんです。
外反母趾の理由で多いのは、親指の先が内に入っているのではなく、親指の付け根が外に広がっている状態です。
ではどうしてこのような状態になってしまうんでしょうか?
人は体重を親指と小指とかかとで支えています。そしてそれぞれの間を筋肉で引っ張りあうことで、アーチを作っています。
足の裏のアーチがしっかりしている方ほど筋肉が機能していますし、反対に筋力が低下するとアーチがなくなり、ペタッとした足の裏になってしまいます。
横アーチは特にアーチがなくなりやすいんですが、外反母趾の原因の多くは、足の裏の筋力低下等によって横アーチがなくなってしまい、足の裏が横に広がってしまっている為になります。
Q:外反母趾を改善・予防するには?
外反母趾の根本的な原因としては体全体のバランスが崩れてしまっていることが多いです。
慢性的な運動不足になると、骨盤が傾いてしまったり、猫背になってしまったりします。そうなると、体の重心は前に行きやすくなってしまい、足のつま先部分に筋肉の機能以上の負荷がかかってしまいまい、横アーチがなくなってしまいます。
特に女性はハイヒールなどを履く機会も多いですし、そもそもの筋力が男性に比べて少ないので、外反母趾にはなりやすいといえると思います。
予防としては、足の裏に入れるアーチケアパッドや、アーチサポート機能がついたスポーツソックスなどで、できる限りアーチを維持してあげることが重要です。
また、足の裏の筋肉を維持する為に、簡単な運動も効果的です。
たとえば、足首から先を使って、カタカナで自分の名前を書いてあげると、足の裏全体の筋肉が使えますので、筋力が戻ってきますよ。
すでになってしまっている方を本格的に改善するとなると、進行の程度によりますが、ある程度時間をかけて、ゆっくりと体全体のバランスを直していくことが必要となります。
外反母趾などは姿勢が悪いことで出てくる症状なので、一番大切なことは、正しい姿勢を意識した日常生活を送ることが大切なんですね!